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ジュエリーに使われるパーツの名称について ~ネックレスの留め金具編~

2021/07/26
ジュエリーに使われるパーツの名称について  ~ネックレスの留め金具編~

ジュエリーにはたくさんのパーツが使われています。
今回は、ネックレスに使われるパーツの名称についてご紹介します。

例えば、「引き輪」。丸い形で爪をひっかける突起が付いていて、その突起で丸い輪の隙間を開けてネックレスを外します。
大きさも数多くあり、ネックレス本体の太さに合わせて使われます。
これが一般的な留め金具ですが、太いネックレスやパールネックレスには「クラスプ」と呼ぶパーツを使用します。

太いネックレスに使われる「クラスプ」の種類の中には「折り畳み金具」や「差し込み金具」という、その動作による名前がついたものもあります。
ネックレスの重さに対してしっかりと留める必要がある場合や、チェーンの形状から取り外しし易いとの理由で使われます。
どちらも通常の「引き輪」よりも使用する貴金属の重さも重いことから高級なネックレスに使われます。

そして、「引き輪」を受ける「プレート」。その形からクラフトマンの中には「ダルマ」と呼ぶ方もいらっしゃいます。
「プレート」の大きさは相手の「引き輪」に比例しますが、昨今のブランドメゾンの製品には目立たない金具としてあえてプレートは使用せず「丸かん」を使用する場合が多いようです。

この取り外しに関わるパーツは、ブレスレットにも同様のものが使われます。
本体のデザインの他に、ネックレスやブレスレットの製品としての優劣を見極めるときに実はパーツも重要なポイントです。
ネックレスの留め金具は、着脱するためのパーツ。ですから、使い易さも大切ですが、本体のチェーンとのバランスも必要です。

イタリアは金製品の加工で有名ですが、そのイタリアから輸入する商社の方からお聞きしたエピソードがあります。
日本のユーザーは取り外しがしやすい、着脱の楽な、大き目の「引き輪」を好まれますが、それをイタリアのメーカーに伝えると、それでは恰好が悪いと相手にしてくれないそうです。
そのためその商社さんは、日本に輸入した製品の金具を日本のユーザーに合わせて付け替えることもあるそうです。

何世紀にもわたって金製品を作り続けてきたイタリアのメーカーは、デザインにこだわり、対して日本のメーカーは使い易さにこだわる。
お国柄の違いでこだわるポイントが違うのも面白いと思ったエピソードです。


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