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リングの腕について

2021/09/29
リングの腕について

オリジナルデザインのリングをデザインするときやリフォームを承るとき、主に終盤に考える大事な事項があります。 

それは、指を入れるアームの部分、リングの腕をどのような形状にするのか?です。 

もちろん、センターの石や全体の雰囲気、構造上の問題などで自ずと決まってくる場合も多いのですが、どんなアームでもよい場合その選択に悩みます。形やし心地、また印象で満足度も変わっていくからです。 

リングの腕はその形状で名称がついております。例えば「甲丸」。 

断面は、トンネルの形のように外側がふっくら半月形になります。おそらく、リングの中で一番使われている形状ではないでしょうか? 

「甲丸」というと「?」と思われる方も「かまぼこ型」というとピンとくるかもしれません。太いかまぼこ型リングは使われる金属の重量も重く、財産性を意識して身に着ける貯金としてお持ちになる方もいらっしゃいます。 

「甲丸」の次によく使われるのは「平打ち」です。断面は、横に長い四角です。 

カチッとした形なので少しシャープな印象になります。 

どちらのアームを選ぶにも気を付けているのは装着感です。 

指に合ったサイズを測るのはもちろんですが、指なじみを意識します。 

指なじみを良くするには、リング内側も膨らんだ「内甲丸」にすると抜き差しで指にあたる部分が柔らかく感じます。そのため、デイリーにヘビーユーズするリングは装着感を重視して、「内甲丸」をお客様にご提案します。 

「内甲丸」のなめらかな指あたりは一度体感すると他の形では満足できないほどに、個人的には気に入っております。 

「平打ち」においても、角を薄く面取りするだけでも随分と感触が変わります。 

シャープなラインが少し柔らかなフォルムになるので、カチッとしたラインにこだわる方には向きませんが、それほどには鋭さを求めていない方にはお勧めしたいフォルムです。 

当店で長くラグジュアリーラインを製作しているクラフトマンは、この指あたりにこだわり、作業工程の中でリング内側の仕上げにとても多くの時間をかけています。なだらかな「内甲丸」は元より、内側表面の仕上げを念入りに施し、なめらかな肌触りに仕上げます。 

 

実際、彼の造ったリングを装着すると、指を入れた瞬間すっと吸い付くようにリングが入っていき、抜き差しするとマッサージを受けているような気持ち良さを感じます。 

ラグジュアリーラインはひとつひとつオリジナルデザインで手作りしていくので、そうした細部にもこだわって造ることができます。 

ただし、型を作って同じ形を作っていく「キャスト製法」で出来上ったリングも、手間を惜しまずリングの内側を念入りに仕上げし直すだけで随分と装着感に違いがでるものです。 

リングアームの内側は見えない部分で気が付きにくい部分ですが、いつもなぜか、着け心地が悪いと感じるリングをお持ちでしたら、一度リングの内側を点検してみるのも一考です。 

ご質問やご相談等ございましたらどうぞお気軽にお問い合わせください。 

ジュエリー服部ではメールやお電話のほかに、ZOOMやLINEを使ったオンライン相談もお受けしております。もちろんご来店されてのご相談もお待ちしております。 

 

ジュエリーリフォーム専門店『ジュエリー服部』では、経験豊富なジュエリーアドバイザーが在籍しております。ジュエリーリフォームやジュエリーの修理については、ジュエリーアドバイザーが丁寧に接客させていただきます。

創業40年以上のジュエリー専門店ですから、ジュエリーのリフォームや修理について、これまでに培った経験も豊富です。店舗は、東京都港区南青山にあり、最寄り駅である表参道駅から徒歩3分ほどです。

東京都内だけではなく、神奈川県や千葉県、埼玉県などの関東圏や、遠く離れた九州や東北地方からもご旅行のついでにご来店され、ジュエリーリフォームやジュエリーの修理についてご相談いただいております。お近くへお越しの際はどうぞお気軽にお立ち寄りください。

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