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ジュエリーコラム

タンスに眠るジュエリーの仕分け

2021/10/25
タンスに眠るジュエリーの仕分け

昨今の断捨離流行りで、使っていないジュエリーの処分をお考えの方も多いようです。
そんなとき、処分するものと手元に残して置くものとを仕分けする作業はどうされていますか?


お勧めの方法は、まず全部のジュエリーを、今現在毎日頻繁に使っているものも含め一堂に集めることから始めます。
ここが結構、面倒くさいという方もいらっしゃるかもしれませんが、まずはこれがスタートライン。
そして、ここから本物とコスチュームジュエリー(金やプラチナでないアクセサリー)を区別します。


要は金/プラチナ/シルバーのジュエリーに対して、それ以外の真鍮やニッケルなどのアクセサリーとを分けるということです。
できればこの時点で信頼のおけるプロの眼による判別をお勧めします。

こんなにたくさん、明らかにコスチュームジュエリーなのに悪いわーと躊躇される方も多いと思いますが、私は個人的にこの判別はお客様にとってとても重要で大切なこと、と思っております。
悪質な業者にかかるとご損をすることもあるので業者を見極めることも大切です。

お迷いになったら、私共へのご用命はもちろん、あるいは以前ご利用になったジュエリーショップなどにご相談されてはいかがでしょうか?数多くあれば時間もかかり手間もかかるものなので、正直、依頼を受ける側にもそれなりの準備とノウハウが必要です。

私は、プロの眼を通さなければ見過ごされ処分されてしまったであろうジュエリーを救い出す、という使命をもってお受けしている部分もあります。
恰好をつけているようでお恥ずかしいのですが、ジュエリーが好きだからこの仕事に携わっているという自負もあります。


これは何も、価値がある/ない、ではなく、この後の仕分けによってあらたなストーリーが生まれてくるからです。
コスチュームジュエリーに仕分けされたモノの処分は簡単です。ご自分が今後使うかどうか?
中には、デパートなどのブランド売り場でお買い求めになられたものもあるかもしれませんが、いずれにしてもご自分がもうお使いにならなければ「処分するもの」に仕分けましょう。

もし、もったいなくて片付けがはかどらないなら、そのまま一つにまとめて「1年後に処分を検討するもの」としても良いかもしれません。何回も続けていけば自然と処分に抵抗がなくなってくるものです。あるいは、メルカリやバザーに出すという手もありますよね。

お洋服や靴、お着物などは場所を取りますが、アクセサリーはそんなに場所を取りません。
「処分を検討するアクセサリー」の居場所くらいは見つかると思います。


では、めでたく金やプラチナといった価値あるジュエリーと判別されたモノはどうするか?
今現在、気に入ってお使いのジュエリーは、もちろん悩まずにこれからも大切に使っていただけると思いますが、デザインや石の種類によってはどうも今の私らしくないというものもありますよね。

それをどうするか?私はまず査定額を出してもらうことをおすすめします。
まずはその価値を知ってから、じっくりとお悩みいただくのが良いと思います。


その査定について。
金やプラチナの地金部分はその金種によって査定額がすぐに出ますが、さて石の査定はどうでしょう。
高価なエメラルドやオパールといった宝石でも長年身に着けられた石は小さい擦り傷から大きな欠け傷まで、外傷が入っているものがほとんどです。
小さな傷でも、外傷のあるものは買い取り対象から外れてしまい、査定額0円となってしまうことが多いです。

また、パールや珊瑚といった有機由来の宝石は、経年劣化して元の高価な宝石と同様には査定できません。


でも、だからこそお勧めしたいのがリフォームです。
リフォームの手法にはいろいろな方法があって、あまりお金をかけずに今トレンドのアイテムに変えることもできます。

例えば、パールや珊瑚のネックレスを組みなおしておしゃれなロングネックレスにする、とか、ネックレスから外した珠の穴を広げてフープのピアスに通す、とか。

経験豊富なジュエラーなら、必ず一つや二つや三つ位即座に提案できるはずです。
外傷がある宝石、これも悩まれると思いますが、リカット(再研磨)をすることによって宝石としての価値が上がれば、それをすることをおすすめします。

リカットによって全体の大きさが小さくなることもありますが、上面だけをリカットすることもできますので、一度、リカットの相談や見積を依頼してみてはいかがでしょうか?

リカットによって元の輝きを取り戻した宝石にあらためて魅了されることもあるでしょう。


ただ、こんなお客様もいらっしゃいました。
お母様から譲られたオパールのリング。昔風のデザインでしたのでリフォームのご相談にいらっしゃいました。
オパールの表面に擦り傷がありそれをリカットすることをおすすめしたところ、「このリングは母が良く着けていて私はそれを幼い頃から見ていました。母が愛用していた証の傷も愛おしく思います。デザインが変わり違うリングになりますがこの傷は大切に残しておきます」とのこと。
宝石として世に出てくるまでとてつもない年月がかかります。ものによってはそれこそ億の単位の年数です。
それが掘り出され、磨かれ、何かのご縁で貴女の手元にきた宝石。
そのことに思いを至らせていただければ、ジュエラーとしては幸せです。


ジュエリーの仕分けには、今後の行方も含め、おひとりおひとりのストーリーが生まれます。
そして貴女の宝石箱からあらたなストーリーが始まります。

 

 

 

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