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ジュエリーコラム

2月の誕生石「アメシスト」「クリソベリルキャッツアイ」

2022/02/01
2月の誕生石「アメシスト」「クリソベリルキャッツアイ」

アメシストは紫色の水晶です。
和名も紫水晶。
 煌めく紫がたいへん美しい宝石です。

石言葉は、高貴・誠実・心の平和。

献花・献酒を意味するFebruary(2月)、そのため霊を清め、
再生を求める月と言われる2月の誕生石がアメシストです。

アメシストは別名「バッカスストーン」とも呼ばれ、
ギリシャ神話の神バッカスに因んで酒酔いから守る護身符とされてきました。


お酒好きの方へのプレゼントにも良いかもしれませんね。

アメシストの主な産地はブラジルとウルグアイです。
南アフリカのジンバブエ、マダカスカル、スリランカ、インド、ロシア、アメリカ、メキシコなどでも産出されます。
また、かつて日本の宮城県や鳥取県でも産出されていました。

古くから珍重されなじみの深い宝石といえますが、
もともとは高貴な人のみ身に着けられる石として宗教儀式などにも使われていました。
深い紫のアメシストは見るほど引き込まれる神秘の輝きです。

紫のほかに、グリーンのアメシストもあります。
ライムを思わせる爽やかなグリーンアメシストは、
加熱により美しいグリーンへ変化したもの。
直観力を高めるとも言われています。

さらに珍しい石としては、アメトリンという、
紫水晶のアメシストと黄色水晶のシトリンがひとつのカット石の中に見られるものもあります。
これはバランスとハーモニーを大切にするお守り石でもあります。
両方の色を持つことから「バイカラー」とも呼ばれています。

アメシストの原石は大きいものが多くカットしやすいことから、さまざまな形に研磨されています。
特に、研磨の精密さで知られるドイツのカットには精巧なものが多く、
インタリオ(沈み彫)に彫られたものなどは一幅の絵画のようです。


2021年12月、63年ぶりに日本の誕生石が改定しました。
2月の誕生石には、従来のアメシストの他に、クリソベリルキャッツアイが追加され新しい誕生石として選ばれたのです。

クリソベリルキャッツアイは、別名猫目石。
その名の通り、キャッツアイ効果という、猫の目に見られるような縦の光彩がその特徴です。
暗闇に光る猫の目のようにすべてを見通し、悪いものを退ける力を持つと言われています。

キャッツアイ効果は、英語圏ではシャトヤンシーと呼ばれ、
その原理は石のインクルージョン(内包物)に起因しています。
インクルージョンが規則正しく結晶軸に平行に、そしてさらに密集して並んでいる場合、
その石をカボションカットすることによって、反射した光が一条の線となって現れる現象です。

ちょうどきれいに巻かれた糸巻きに光が当たると一本の光の線がみえる現象と同じ原理です。

クリソベリルキャッツアイの鉱物である金緑石は、人工的に手を加えて美しく可変させる手段がないため、
この珍しいキャッツアイ効果も、独特の蜂蜜のようなハニーカラーも自然が生み出したナチュラルなものです。

クリソベリルキャッツアイの石言葉は、慈愛と守護。

宝石マニアが最後にコレクションする石とも言われています。


今回は2月の誕生石、「アメシスト」と「クリソベリルキャッツアイ」についてお話しさせて頂きました。


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