宝石にはカッティングによっていろいろな形に生まれ変わります。今回は、ダイヤモンドのカットの種類をご紹介します ラウンドブリリアントカット 17世紀にヴェネツィアで原型が考案され、1919年にダイヤモンド加工業の名門トルコフスキー家の一員マルセルトルコフスキーがダイヤモンドの反射・屈折率といった光学的特性を数学的に考慮して最も美しく輝く型を理論的に見出し、各切子面(ファセット)の形状や角度を算出した…
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日本の方はプラチナジュエリーがお好きです。昨今の金高の影響で、オーダージュエリーにもホワイトゴールドではなく、プラチナを選択する方が増えています。以前でしたら、プラチナよりもホワイトゴールドの方が2,3割も安かったのですが、今のこの金の高値で、比重の重いプラチナを使ってもゴールドと同じ値段で作れるのも理由のひとつのようです。プラチナや金は、純度100%ですと柔らかく、身に着けるアイテムの素材として…
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昨今の断捨離流行りで、使っていないジュエリーの処分をお考えの方も多いようです。そんなとき、処分するものと手元に残して置くものとを仕分けする作業はどうされていますか?お勧めの方法は、まず全部のジュエリーを、今現在毎日頻繁に使っているものも含め一堂に集めることから始めます。ここが結構、面倒くさいという方もいらっしゃるかもしれませんが、まずはこれがスタートライン。そして、ここから本物とコスチュームジュエ…
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ネックレスやペンダントは、体形やファッションに左右されやすいアイテムです。特にネックレスの長さは、体形によって似合う、似合わないがあるとお感じになる方も多いと思います。もともとは、社交界での装いルールから、シーンによってネックレスの長さが決められていました。例えば、首回りにぴったりとする約35㎝~40㎝の「チョーカー」や、約40~45㎝の「プリンセス」。これは、日常のシーンで身に着けるネックレスで…
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リングをオーダーするとき、商品を購入するとき、お持ちのリングをサイズ直しに出すとき、指のサイズを計ることになります。毎日着用する靴や洋服のサイズについてはご自分が一番わかっていらっしゃると思いますが、意外とリングのサイズについては計らないとわからないものです。そこで今回はサイズを計るときのコツやジャストフィットとはどんなことか?についてお話します。まず計る道具は、サイズゲージと呼ばれるリング状の計…
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1986年~1990年の日本はバブル経済と呼ばれ、好景気の時代でした。その頃の日本においてジュエリーはまさしくバブルの象徴ともいえる商品で誰もがこぞって買い求めたものです。本当に「誰もが」といえるほど、ジュエリーは売れたのです。その頃のジュエリー業界の売り上げは年間約2兆円の規模を誇っていました。ダイヤモンドはもちろん、ルビー、サファイア、エメラルド、パール、オパールが五大宝石といわれ、中でもエメ…
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上野から程近い「御徒町」ジュエリーを扱っている私どもにとっては、頻繁に行き来する街です。ジュエリーの問屋さん、パーツ屋さん、工具屋さんはじめ、職人さんも多数構えていて、まさに「ジュエリーのメッカ」です。御徒町が「ジュエリーのメッカ」となったルーツは、江戸時代にまでさかのぼります。当時、上野・御徒町付近には、上野寛永寺、浅草寺をはじめとし、数え切れないほどの寺社があったため、仏具や銀器の飾り職人も多…
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「CAD」とは、コンピューターを使って建築図面などを作っていく技術です。ジュエリーの「CAD」も、コンピューターソフトを使用して、デザインを3Dに描いていく事が出来ます。そしてCADの良いところは、画面上に描いたデザイン通りに造型機で原型を製作することができるので、思い通りのジュエリーを完成させる事ができます。今までですと熟練の職人さんにしかできなかった、細かい仕様のジュエリーも、この「CAD」シ…
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ジュエリーを観る時に、私達はよく10倍ルーペを使います。出来上がった品を点検するとき、お客様からお預かりするとき、クリーニングをするときなどなど。おそらく、一日に数十回は使うのではないでしょうか?目の前でルーペを使っていると、中にはご興味深げに「私にもそれで見せてください」とお願いされるお客様もいらっしゃいます。一般の方はルーペを使うことがあまりないせいか、初めからピタッとピントを合わせることので…
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